OTNK日記

20代。ゲイ。種々雑多な日記。

肛門探してます。見つけたらご一報下さい。

昨日、自分の肛門を見失ってしまいました。もしかしたらと思うが、街中でズボンの裾からコロコロと落ちてしまった可能性もある。

「おや?これは彼の肛門ではないか?」と思われるものを見つけたら、僕のTwitterアカウント(@omochinsukou)まで連絡下さい。(危険なので素手では触れないように。まだ生きていたいでしょう?)

 

経緯を説明します。

都合上どうしても「血」と「うんこ」を含んだ内容になってしまうのでご容赦頂きたい。そういった主体性のない話が苦手な人は、まぁ、頑張って見てください。

 

 

まずもってとして、僕は痔を患っている。

発症したのは大学2年生の頃。原因などは特に思いつくものはなく、それはもう「時が来た」と言う他ない。初潮のようなものだ。

 

それからと言うもの、僕はずーっと軽度な痔だ。

そう、あくまで軽度なのである。痛みはほとんどない。程度が進むと椅子に座れなくなるだとか階段を降りられなくなるだとか言われているが、そんな予兆は全くない。更にそこからイボ痔だとか痔ろうといった、スカルグレイモン的な負の進化も遂げていない。

排泄に関してもオールグリーン。時々、トイレの水が紅に染まること以外を除けば、菅田将暉石原さとみと同じ仕組みで排泄している。

 

何年もこの状態なので、トイレの水が紅に染まっていても今更なんとも思わなくなってしまった。むしろ、逆に染まっていない日なんかは「おっ」ってなる。スーパーでお野菜が思いがけず安かった時の「おっ」、街中でランボルギーニを見かけた時の「おっ」と一緒の「おっ」だ。異常と日常が完全に逆転している。

 

それでも何度かは治そうと思ったこともある。わざわざ遠くの薬局に出向き、ボラギノールを購入。家で1人の時に肛門の表裏に塗り塗り。

肛門に1人で塗り塗りする度に、「なるほど...」とひとりごちてしまうのを禁じ得ない。のだが、それも1週間ぐらい「なるほど...」すると飽きてしまうので、結局そのまま忘れてしまう。家には使いかけのボラギノールが3本ほどあるだろうか。女の子にとっての日焼け止めみたいな感覚で増えていっている。

 

肛門急を告げる。って時も何度かあった。

一年ほど前には、異常なほどの出血があった。え?誰かここで自殺した?ってくらいの出血量だった。

更にその時僕は肝臓もやられていたので、うんこが緑色していた。ご想像頂けるだろうか、便器には一面の赤とうんこの小さな緑。まるでマルゲリータピッツァだ。

うんこしていたと思ったら便器にマルゲリータピッツァが置かれていた経験が皆様にはあるだろうか。

 

その時は流石に近くの肛門科を受診した。排泄時の多量の出血は大腸ガンの症状でもあると聞いていたので、かなりビビリながらの診察だった。

診察を終えると医者は、「痔ですね」という判断を下した。

いや、痔なんですけどね。痔なんですけど、加えて大腸ガンかもしれないじゃないですか。サーティワンのチョコチップドチョコレートみたいにダブルでチョコかもしれないじゃないですか。俺の肛門がホッピングシャワーなのは分かりきってることなんですけど!

と不安を吐露したが、結局は「痔ですね」の診察で終わった。

処方された薬を「なるほど...」しながら塗布していたら普通に治った。痔でした。

 

そんな痔ライフを送っている僕だが、昨日は非常に腹の調子が悪かった。

トイレと仕事場のシャトルラン。陸上部だって音をあげるほどの回数のシャトルランを行った。

そうして10を超えるほどのトイレを済まし、トイレットペーパーでお尻を拭いてる時

 

ビリビリビリィ!!

 

そう、人の心に似て繊細な僕のお尻が、安トイレットペーパーの繰り出す猛攻に耐えられるはずもなく。

ペーパーの表面を赤く彩る血。つまり、僕のお尻は破けてしまったのである。

 

幸いなるは、傷ついたのが肛門本体ではなく、肛門の周辺であることだ。まだだ、まだやれる。たかがアラウンドアナルをやられただけだ。

問題はウォシュレットで肛門を洗う作業(通称ラストシューティング)だ。

傷にシューティングが直撃すると、それはさぞ痛いことだろう。上手くホールインワンを狙わなければ。

恐る恐る「おしりソフト」ボタンを押す。(「おしりソフト」ボタン、こんなボタンが用意されている時点でなんだか負けた気がしてならない)

 

機械音の後、噴出する水が蟻の門渡り(個人的には『虹の橋〜ビフレスト〜』と呼んでいる)にヒット。立ち上がりとしては上々だ。ジンジンと響く鈍い痛みが傷のおおよその位置を知らせてくれた。

そこから腰を浮かせてお尻をぐるりと回す。さすればいつか噴水は、巡り巡って肛門に辿り着くはず。

 

まずは小手調べの1周目だ。

待ち人来ず。お尻の穴に水が吸い込まれるあのちゅるっとした感覚がない。

 

まぁいい。次だ。

2周目。まだ来ない。軌道がズレてたのか?虎穴に入らずんば、というやつか。痛みは伴うが少し内角を攻めてみる。

 

3周、4周、5周。来ない。未だに404 Not Found。あれ?肛門?いる?そこにいる?いるなら返事して?

 

試しに拭いてみると汚れはもうついてない。どうやら綺麗になったようだ。

頭を捻りながらも、この瞬間も時給が発生しているのでトイレを後にするしかない。流石の僕でもアナニーでサラリーを貰うのは気が引ける。

 

お尻破け事件以後、何度ウォシュレットを肛門付近に当てても肛門を発見出来ずにいる。まったくどこに行ったのやら。もう怒ってないから、どうか無事に帰ってきてくれと岸壁に立ち続ける他ない僕である。

 

ホント、僕の肛門そっち行ってないですか?