OTNK日記

20代。ゲイ。種々雑多な日記。

万能薬~汗~

若干、熱がある気がする。

弛みきった体に肉体労働を重ねた結果かもしれない。さらに、その疲労を重ねたところに昨日食べた鶏肉かムール貝が自分の腹にストレートパンチを見舞ってきている。

オレクサンドルのパンチよりちょっと痛くないくらいだ。泣きっ面に蜂。蝶のようには舞っていない。蜂のみである。

 

体調が悪い折に寝て汗をかくとすごくさっぱりする。滝のような汗が出てきて非常に気持ちが良い。汗が流れると、あ、これ治るな、熱引くなという予感をひしひしと感じる。春の予感に大作を書き残したボッティチェリの気持ちを少しでも理解できる気がする。

良い汗が流れる時は非常に気持ちが良くなる。代謝という言葉を体で理解できる瞬間だ。汗は全てを洗い流す。

お風呂好きのひともこういう感覚を常に味わえるからお風呂に行くのだろうか。だとしたらなんとも羨ましい話である。自分は風邪のときしか感じれないのに。大きな機会損失だ。今度、お風呂入るときは意識してみよう。

 

どうでもいいが、明日も仕事である。早く治ってくれないと困る。さっさと治ってくれと願いながら床に就く。

正岡子規は寝ながら庭の様子をみて、多くの句を残したそうだ。対して自分が寝ながら残せるのは布団の汗染みのみ。これも機会損失だろうか。いや、これは違うか。

 

病牀六尺 (岩波文庫)

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