OTNK日記

20代。ゲイ。種々雑多な日記。

あなたの風邪はどこから?私は手の雑菌から。

キレイキレイをご存知だろうか。

薬用泡ハンドソープのあのキレイキレイのことである。皆も使ったことがあるのではなかろうか。

あのハンドソープには、なんと思わぬ罠が仕掛けられていることに皆さんはお気づきだろうか。

 

その前に。

手洗いうがいはとても大事なことである。外から帰ってきたら、夏でも冬でも、朝でも昼でも夜でも手洗いうがいを心がけることは大切だ。幼少期から耳にたこができるくらいに聞かされてきた風邪予防のドクトリンである。

泥団子を作ることに夢中になって手を真っ黒にしていたあの幼少期も、家に帰ったらごしごし手を洗った。泥酔し地べたを這い蹲りながら家に帰ったあのいい大人の時も、手をごしごし洗っていた。

しかし普段はどうか。何気なく家に帰ってきて、何気なく手洗いうがいを済ませる。ごしごし洗っているだろうか。

特別に汚れたときはごしごし洗う。しかし、普段はそんなに強い当事者意識を持っているわけではない。ささっと洗って終わりだろう。いいとこ5秒くらいだ。

何故かと言うと、キレイになった気がするからだ。

汚れを可視化できている時は、その汚れがなくなるまで洗う。これは当然だ。しかし、普段そんなに手が汚れている状況は無い。なら、何を落とすために手を洗うか。それは雑菌だ。

目に見えない雑菌。これは実際には5秒洗った程度じゃ落ちきらないらしい。けど、落ちた気になってしまう。キレイキレイになった気になってしまう。

ここにキレイキレイの思わぬ罠があるのだ。

では、更に深めて。何故キレイキレイになった気がするのか。

それは香りのせいだと思っている。石鹸のあの爽やかな香りが、自分の手が綺麗になったと錯覚させているのだ。

本当に雑菌が落ちているかいないかは、遥か頭上の棚に上げて、いい香りという動物的本能に訴えかけるあの原始的訴求力。あれのせいかおかげかで、手が雑菌に塗れていることを忘れさせている気がする。

なので、雑菌サイドにももう少し匂いという原始的訴求力で自らの存在を示して欲しいところだ。このままご飯を食べたら汚いよ!とか食中りになるよ!なーんてことをこちらも匂いで知らせてくれればこっちも手の打ちようはある。だがそれも、石鹸の香りという存在に横四方固めをかけられ抑えこまれている。その結果が体調不良になるのだから困ったものである。

まぁそんなことは不可能だとしても、だ。キレイキレイサイドはちょっと石鹸の香りを人工的につけすぎじゃないか、と言いたい。30秒くらい擦ったら匂いが出てくるように改良して欲しい。擦って擦って、洗って洗った先にやっとふわっと香る程度の石鹸。これは風邪が減ること間違いなしだ。久々に有用な事を本ブログで書いたんじゃなかろうか。

とにもかくにも、だ。きちんと手洗いしようって話だ。若干風邪気味の自分が言うのだから、熱を帯びた文になったのではなかろうか。

風邪流行ってますので皆様おきをつけを。