OTNK日記

20代。ゲイ。種々雑多な日記。

sumikaいいよね。うん、いい...

sumikaというバンドをご存知だろうか。自分はちょっと前まで知らなかった。正確に言えば知ってはいた、2016年頃からメキメキと人気を上げていたと記憶している。今やフェスに出れば当然のように超満員。どこのレコード店も新曲が出れば猛烈プッシュは必至であろう。

そんなsumika、知ってはいたものの聴くには至っていなかった。なんか王道でオシャレなイメージがあったからだ。最近はインディーズを好んで聴いたり、打首獄門同好会みたいな控えめに言ってもちょっとアレなバンドを聴いていたために、sumikaという若者に人気なオシャレバンドとはちょっと離れていた。王道過ぎてちょっと避けていた節もあるかもしれない。22歳になっても謎の中二病を罹患しているわけである。

思えば、my hair is badを知った時も同じような感想を持った。王道?あーいいよね。けど僕は打首獄門同好会聴いてるよ。みたいな謎の斜に構える態度。アホである。全くもってアホであった。やはり人間素直が一番である。あの時も斜に構えず素直にmy hair is badを聴いてればあの感動を早く味わえたというのに。もーバカバカバカ!といった感じだ。思わず90年代女児アニメみたいになってしまった。

今回も同じ轍を踏んでいた。馬車轍をキャタピラで踏み抜くような愚行を今回も犯していたわけだが、やはり今回も今回で王道の魅力にガツンとやられた。という訳で感想を書いていく。相も変わらず前置きが長い本ブログである。

さて、とりあえずはsumikaというバンドの特徴を書く。やはりその最大の特徴はバンド全体が醸し出すオシャレ感である。もう楽曲も公式サイトもボーカルの御尊顔でさえオシャレだ。

home | sumika OFFICIAL WEBSITE

最近のシティポップという言葉がぴったりな程よいオシャレな雰囲気がある。着飾らないオシャレ感といえばいいのだろうか、とにかくそのオシャレ感に嫌味を感じさせないのが凄いところである。

音楽性としてはロックとポップを絶妙なバランスで混ぜており、いわゆる売れ筋系である。あーこれは売れますわな、といった楽曲揃いで安心して聴いていられる。

ほとんどの曲の作詞作曲はギターボーカルの片岡健太が行っている。ギターボーカル最強伝説がまた一つ打ち立てられてしまった。ギターボーカルをやる人間は何故こんなにも多才なのだろうか。もはや怖いまである。

更にこのsumika、ひいてはギターボーカルである片岡健太の魅力の一つとしてその御尊顔がある。イケメンなのである。しかも丁度良いイケメンというのが凄い。ジャニーズのような完全に浮世離れしたイケメンさとは違う。世間の女性が「私はバンドとしてのsumikaが好きなの!」というような言い訳がギリギリ成り立つような絶妙なお顔。sumikaの音楽性ともマッチする嫌味のないビジュアルである。

sumikaというバンドにはとにかく嫌味がない。故に耳にすんなりと入ってくる。更にそのポップさに病みつきになること請け合いだ。というわけで自分が特にハマった何曲かを紹介。

 


sumika / ソーダ【Music Video】

まずソーダである。これはsumikaのなかでも特に有名な曲だ。この曲でsumikaを知るきっかけになったという人も多いだろう。2ndミニアルバム「I co Y」に収録されている。究極的にポップでありながらも、そのバンドサウンドに惚れ惚れする。まさに若者が聴きたいJ-ROCKを真芯で捉えているような一曲だ。これからの夏の一曲としてもぴったりだ。

 


sumika / 溶けた体温、蕩けた魔法【Music Video】

4thミニアルバム「アンサーパレード」に収録の一曲。バラードとなる一曲だが、その中にもsumikaらしいポップさやキャッチーさは存在している。ストリングスやピアノのアレンジにより、優しくて暖くて気持ちの良いサウンドとなっている。更にボーカル片岡健太のやや低音で綺麗に響く美声が奏でられる音に非常にマッチしている。たまらんのである。

 

 

彗星

彗星

  • provided courtesy of iTunes

 これはYouTubeにMVがなかったためiTuensの方でご紹介。2ndミニアルバム「I co Y」収録。彗星という名の通り綺麗なサウンドを響かせる曲だ。この曲の特徴はなんといってもイントロにある。まずイントロのメロディーでボーカル片岡の売れ筋を生み出す才能に度肝を抜かれるはずだ。天才か?ってなる。あと歌詞もいい。夢を追いかける人に向けた応援歌だ。自分はこういう歌詞に弱い。こういうテイストの曲のオススメをみんなから是非聞きたい。

 

 

 これもMVなかったのでiTunesペタリ。1stミニアルバム「新世界オリハルコン」収録。アップテンポなダンスナンバーとなっている。しかし歌詞をみていくと片思いソングと気づくだろう。この歌詞がまた凄いのだ。お酒が苦手な主人公が、意中の人に煽られながらもなんとかショットを飲み込みミラーボール蹴っ飛ばしてダンスフロアでこれまた苦手なダンスを踊る。金髪碧眼の意中の人に振り向いてもらえるように。といった感じだ。ホモか?ホモのあるあるか?お酒大好きシャイニーホモに恋した歌なのか?なんて思ってしまう。ホモには是非聴いて共感して欲しいそんな一曲だ。

 

ずらっと書いた。まだまだ感動した曲は沢山あるがとりあえずこれまでにしておこう。そのうち新曲でも出たらレビューでもしようかと思う。

オシャレなシティポップを聴きたいと思ったらまずsumikaを思い出して欲しい。