管田将輝を褒め称えるブログ
管田将輝という歌手をご存知だろうか。
俳優管田将輝ではなく歌手、ロック歌手としての管田将輝である。
まぁとりあえず聞いて欲しい。こちらは映画「ヒーロー・アカデミア」の主題歌ともなっている曲、『ロングホープ・フィリア」である。
どうだろうか。俳優兼業でやっているとは思えないほどしっかりロックやっている。人気俳優が出演作の宣伝絡みで歌っちゃいました。みたいな音楽の関わり方では決して聴けない純然たるシンガーとしての管田将輝がここにはいるのではないだろうか。
というのもシンガー管田将輝、大変ロック、そしてフォークに造詣が深いらしい。なんたって好きな歌手にさだまさしや吉田拓郎を挙げている。シブい。なんてシブいんだ管田将輝。好きな音楽はONE OK ROCKです!『wherever you are』をCMで聴いて好きになりました!とかミーハーなことバリバリ言いそうな年代なのに、なんてシブいんだ管田将輝。
そして、彼の音楽性にも注目したい。彼の音楽性を最も語っているのはやはり、1stアルバムの『PLAY』だ。
一曲目の『さよならエレジー』からラスト『茜色の夕日』までとても強い一貫性を持ったロックアルバムである。全体的にヒュー!ロックしてるねぇ!といった感じのメッセージソングだらけだ。
しかもこのロック、流行の四つ打ちのいわゆるカッコいい系ロックではない。軽音部始めちゃいましたみたいな、お手軽スタイリッシュなロックとは一線を画す。それこそさだまさしや吉田拓郎に影響を受けた管田将輝らしい、フォーク色の強いロックとなっている。
現代日本の若者の代表者、代弁者のような存在である管田将輝。そんな彼の奏でる音楽が、昭和の時代から脈々と受け継がれてきた古典的なフォークソングが下地にあるってのだから面白い。
どこかノスタルジックさを感じるサウンドに乗っかるのはどこまでも現代の若者である管田将輝の詞。もしくは管田将輝を代弁した詞。そりゃあエモい気分にもなろうものだ。
先ほど紹介した1stアルバム『PLAY』。これに参加しているアーティストが錚錚たるメンツであることも、管田将輝の音楽性の高さを表しているであろう。石崎ひゅーいから始まり、米津玄師、忘れらんねぇよ、黒猫チェルシー、amazarashiといった面々が管田将輝と「プレイ」したいことからこのアルバムに参加したらしい。羨ましい。自分も管田将輝と「プレイ」したい。
流石役者の管田将輝だけあって、どのコラボも彼らのバンドサウンドの中に管田将輝がちゃんといる。良い意味で馴染みつつ、良い意味で馴染んでいない。芝居で鍛え上げられた表現力を全開にした管田将輝が彼らのバンドサウンドに全力で応えている様がほんとに素晴らしい。管田将輝、ほんとに音楽好きなんだなって思わせてくれる。
取り留めもなく管田将輝の魅力をずらっと書いたが、まぁ百聞は一見に如かず。今をときめくイケメン俳優の地力を是非目の当たりにして欲しい。