OTNK日記

20代。ゲイ。種々雑多な日記。

Aqua Timez解散を知って

少し前のニュースで恐縮だが、Aqua Timezの解散を知った。ちょうど自分が小中学生のころにAqua Timezは人気の隆盛を誇っていたと思う。もれなく自分も聞いていた。僕の青春にはいつもAqua Timezがいた、といえるほど深い愛着をもってはいないが、僕の青春の片隅にはきっとAqua Timezがいたと思う。

この通りそれほど深く聞き込んだとは言えないグループではあるが、解散すると言われればそれなりに思うこともある。Aqua Timezが好きだった山本君は今何をしているんだろう、彼氏には「等身大のラブソング」を歌って欲しいといっていた岸さんの夢は果たして叶ったのだろうか、などである。やはり過去の思い出の中に少なからず彼らはいる。

浅い知識であるが、Aqua Timezを紹介。

2005年に「空いっぱいに奏でる祈り」でインディーズデビュー。収録曲の「等身大のラブソング」が注目されインディーズながら80万枚を超えるセールスを記録する。一般に広く認知されたのは、6thシングル「虹」がごくせんの主題歌になった頃だろうか。と勝手に思っていたが、1stシングルの「決意の朝に」で紅白出場しているらしい。1stシングルで紅白出場。早くから評価されすぎている。画家でいえばダリ。お笑い芸人で言えばオリラジである。よく分からない例えになった。

そんな彗星のごとく現れたAqua Timez。その魅力は、やはりその詞にあるのだろう。個人的解釈だが、Aqua Timezの歌詞は若干暗い。ほんとに若干。クラスの中心的人物ではなくその周り、あまりスポットの当たらない人にこそ刺さる歌詞が多く感じる。ヒエラルキーの中間層。WANIMAやsumikaの95度違うところ。いつだって物語の主役は普通じゃない存在だが、その普通じゃないを形作る周りの普通。70億人中の80%に贈る歌こそAqua Timezの歌なのであり、故に早くから人気となった秘訣なのだと感じる。

青春の最中に彼らの音楽は、どこかで鳴っていた。耳に入ることもあったが入らないこともあった。そんな熱量だった。しかし、これを機に拾いこぼれた彼らの音楽を聞いていってみる。自分の中の”普通”への応援歌として。

 

10th Anniversary Best RED

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10th Anniversary Best BLUE

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