やってやったらきっとやってやれんこともないからやってやる
最近、なんでもやってみることが重要だと感じている。
食器は洗わないと使えないし、料理は作らないと食べられない。一人暮らしを始めてから家事を一通りやってみて、なんでも手をつけなければどうしようもないということを痛感しつつある。
こんな身近なことだけではなく、仕事においてもそれは感じる。というか仕事においてこれは顕著だ。
意見を表明しなければ組織にとって要らないものとされるし、話しかけなければコミュニケーションは始まらない。受動的ではなく能動的に踏み出すことで、状況を動かすことの重要性をひしひしと感じる。
しかし、そうはいってもその一歩はどうしても勇気がいるものだ。
こうやろう、ああやろうと思って机上の空論を振り回して机上で終わることもしばしばだ。やれそうだけどやれないって事がめちゃめちゃ多い。
しかし、稀にその机上の空論と現実世界の大きな隔たりを一瞬で縮めきってしまう人がいる。いわゆる優秀な人なんだろう。
机上で空想を描くのと現実でやりきるのは小さな一歩で変わることだが、やるかやらないかでやはり大きく違う。
机上の勉強でシェイクスピアの来歴、人物を知るのと実際にシェイクスピアを真似て彼のような歌劇をつくるくらい違う。知識として知るのは簡単だし、来歴からどんな心情でどの作品を書いたかを推察するのも比較的簡単だ。だが、実際に真似て書くとなると全く違ったスキルが必要になる。
とりあえず始めてみる、みたいな人は強い。一歩踏み出すことに抵抗感を全く感じない。とりあえずやってみて結果は後から考える。レスポンスの良さが何よりの武器になる。やってから修正すればいいし、やりさえすれば評価はされる。
一番厄介なのはやりもしないくせに小賢しいやつで、それが自分だって今日の仕事においてそれを感じさせられた。ほんとくたばっちまえって感じだ。
なんで動き出すのにこんなに力が必要なのか。いわゆるコミュニケーション能力があれば大抵の問題は解決すると思う。だとしたら、自分にはコミュニケーション能力が足りていない。
ガツガツやらなきゃなーとか考えてる深夜の独白。ガツガツやる土壌はあるんだから、あとはやってやるって気持ちだけだ。やってやろう。
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