まなぶくん、君は一体いずこへ

勉強しなきゃなーと思う毎日だ。

学生の仕事は勉強で、社会人になったら実務を繰り返しこなせば良いと思っていた。社会人に必要なのはコミュ力と判断力で基礎みたいな知識の勉強はしなくてもどうにかなるもんだと思っていた。しかしどうやらそうでもないらしい。勉強ってのは人生どこいっても必要らしいと最近ひしひしと感じる。

学生時代も学生時代でそこまで勤勉なわけではなかった。毎日復習をやっていたらどれだけ頭良くなっていただろうと思わずにはいられない。テストで点数取れないのなら柔道やるなと監督に発破をかけられて止むに止まれず勉強しだしたのが高2の秋。当時から好きだった本を読むことに引っ張られて、文系の科目だけは復習を欠かさないようにした。それだけでテストの点数が30点ぐらい上がった。

こんなことがあったから未だにやれば出来るんじゃないだろうかって思ってしまう節もあるが、当時やろうとしなかったのだから今もやろうとしないんだろうなと諦めている節もある。なんだかんだ今の人生、流れるままに生きていくしかないと思っている。

当時、自分を勉強に駆り立たせた動機付けってなんだったのだろうか。目先のテストで点数を取りたいってだけだったのだろうか。良い大学に入りたい、良い人生を送りたい。そもそも良い大学ってなんなのだろうか。良い人生と勉強に因果関係は果たしてあるのだろうか。

当時も色んな動機付けを考えた。それらは頭の中を掠めては消え、掠めては消えを繰り返し結局どうなったのかって、自分の好きな科目しか勉強しなかったわけだ。あらゆる動機付けは自分にとって功を奏さなかったってことだ。

思えば友達から勧められて乗り気で始めたプログラミングも中途半端なところで止まっているし、英語なんかやろうと思ってはいるが未だに具体的な行動は一切していない。

自分を突き動かす動機付けって一体なんなのだろうか。

少なくとも自分がやりたいことしかやりたくない超絶わがまま人間ってことは分かる。強烈な目的が、内発的な動機付けが必要ってことは分かる。学ぶために学ぶなんてまどろっこしい事は出来ない人間なのだ。

最近足りないものが多いなってのを感じる。仕事にしてもプライベートにしても、足りないことだらけだ。身近なホモの複雑な恋愛事情とかはグイグイ頭に入ってくるのに、知識とか経験とかそこらへんが圧倒的に足りない。

素直に学びたい。だけど、中々動機付けが上手くいかないって言い訳をかます毎日だ。あの高2の秋のように好きなものとして自分に中に取り込んでいきたい。

ぴょいぴょい動機付けられる人間こそ強いのかもしれない。そうなりたい。学ぶための学びも面白くしていきたい。

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